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2021年6月のマンスリーニュースレター

2021年6月のニュースレター

当会活動地モザンビーク北部カーボデルガド州では相変わらずイスラム過激派の攻撃が続いており、今週、モザンビークを含む16か国で組織する「南部アフリカ開発共同体」が加盟国の兵士や警察官で構成する部隊をモザンビーク北部に派遣する方針を決めました。
イスラム過激派が進出していないとされてきたアフリカ南部を地域の国々が、ようやく一致して地域を守る姿勢を示しました。
当会事務所のあるカーボデルガド州ペンバからの避難場所として、4月にナンプラ州(ペンバから車で5,6時間)にナンプラ寺子屋を開所し、すでにペンバの子どもたちが疎開し、長期滞在する子どもはナンプラ州の公立学校に通いはじめています。
今週から、建築途中のナンプラ寺子屋の整備を行い、壊れていたトイレや扉の改修作業を行っています。その様子は来月のニュースレターでお届けします。
ペンバ事務所とペンバ寺子屋の荷物および近所の人たちから頼まれた荷物をトラック二台で、ナンプラまで大雨の中、9時間かけて運んだのですがトラックをチャーターするのが大変でした。予約したトラックを国際機関が押さえてしまい、それでなくても、トラック数が少ないのに、価格が高騰しており(月の給料の10ヶ月分)、現地の人たちが避難したり物資を運ぶのすら困難な状況になっています。
改めて、システマチックに支援パッケージをはめこむやり方ではなく、地域に根付いた活動の重要性を感じるとともに、「小さいけれども、力持ち!」な団体として、地味でも地道に現地主体の活動を続けていくべきである。と我々のやり方を再認識しています。
今年もコロナ禍で、公演講義活動を大幅縮小しておりますが8月から、「九州国際フェスティバル」を皮切りに国際相互理解推進活動も日本で実施する予定です。オンラインでのお話会も考えておりますので、タイミングが合えば、ぜひつながりましょう!