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2020年9月のニュースレター

2020年9月のニュースレター

新型コロナウイルスの影響で、飛行機がストップし、駐在地へ戻れないビジネスマンもまだまだ沢山いらっしゃると思います。

アフリカ全土での新型コロナウイルスの新規感染者数の波は穏やかになっていますが、モザンビークは2倍、2倍のスピードでまだ感染が拡大しています。お隣の南アフリカでは、10月1日にやっと国際線が再開するとのこと。願わくば、福岡ー香港ー南アフリカ線が早く再開しますように!

当会活動地のモザンビーク北部カーボデルガド州では、イスラム過激派とみられるテロ攻撃がまだ続いており、さらには軍や警察による一般住民への暴力行為が増加。SNS時代にあって、一般住民に対する惨殺行為がインターネットにアップ&シェアされて、国際的なニュースになっています。

また、先進国がこぞって参入している巨大天然ガス開発を成功させたい思惑からか、日本を含め、EU、中国の支援も増加していますが、残念なことに、これまでの経験から、国際支援は、エリート層の懐に行き、実際に現地で行われる支援は限られたものであるという経緯があるので、わたしも含めて、スラムに住んでいる人たちは、あたまの上にある支援が手の届かぬところで、ぐるぐる回っている・・・他人事のように思っています。

当会は、小さな団体で、スラムの青年たちと一緒に活動をしており、支援の下請け、孫請けではなく、一本の短い線でダイレクトに、確実に貧困者に届く支援を行っています。

今月は、当会スタッフのニーノが食料配布中に動画も撮影し、寺子屋の隣に住むラビア一家に新しく赤ちゃんが誕生した姿を伝えてくれました。赤ちゃんの母親である19歳の女の子・ミンダは1年半以上体調を壊していて、結核の可能性もあったのですが、無事に出産したとは、さすがの生命力。

テロにより食糧難が続いているので、これからも手から手へ食べ物が渡る、相互扶助を基盤とした食糧支援も続けていきます。

2020年9月のニュースレター