【寄付のお願い】私たちの活動は、皆さまのご支援によって成り立っています。 命の危機に直面している多くの人を救うために、寄付のご協力をお願いいたします。

2020年4月のマンスリーニュースレター

4月に入って、当会活動地モザンビーク北部カーボデルガド州での
イスラム過激派のテロ活動がさらに激化し、これまで州の3分の1が攻撃され、
占領される町も出ています。
今週は、過激派の勧誘を拒否した若者が52名惨殺されました。
テロ集団は天然ガス資源に富み日本を含む外資企業が参入するこの地域に
”イスラム教徒のカリフを設立”すると宣言しています。
また当会事務局のあるペンバにおいても警察や軍による取り締まりが
厳しくなっており、ジャーナリストや一般市民への暴力事件も起きています。

新型コロナウイルスに関しては、天然ガス開発企業内で集団感染が
確認されています。ペンバにおいてマスクはそもそも多く販売されておらず、
早々と在庫切れのため、現在もマスクをしている人のほうが少ないです。
アジア人に対する暴言や暴力も起きています。

私は当初はスラムの学び舎・寺子屋に籠城する予定で準備していたのですが
(そもそもテロがあったので、1月末から事務局敷地内から出てない)
スラムに住む非アフリカンは私だけなため、テロとコロナの影響で狙われる
リスクが高くなっている、との理由で説得され、急遽、帰国し、
現在、北九州の山懐で巣ごもり&野良作業をしております。

同時に、ペンバのナティティ地区での活動は、現在も公衆衛生活動や
美化活動を規模を縮小しながら行っています。
攻撃を受けている村々では農業を営んでおり、テロにより草むらで寝泊まりし、
畑に出かけることができない村民も多数です。
またペンバに逃げてきている人たちは5万人以上にのぼります。
食糧不足も最も懸念されることの一つであり、当会では食糧配給を追加で
実施する準備を行っています。

日本では医療崩壊がすでに起きており、医療用品を病院に届けるための
寄付をされている方も多いかと思います。
その他にも様々な活動支援熱が高まっているときに、
海外の活動に関することで誠に恐縮ですが、
当会も草の根活動を継続しておりますので、応援していただけますと幸いです。

◆クレジットカード対応寄付サイト(シンカブル内・モザンビークのいのちをつなぐ会)
https://syncable.biz/associate/tsunagukai/
◆当会銀行口座
三井住友銀行 天神町支店(店番号717)
(普通)1920099
名義:モザンビークのいのちをつなぐ会 代表榎本恵 

<補足情報>

【モザンビークにおける COVID-19 : 2020年4月25日現在の状況】
□検査数:1439件 □陽性者数:65名 □死者数:0名
(参考:COVID 19 Fica Atento : https://covid19.ins.gov.mz)

【アフリカ圏内の COVID-19 陽性者数の多い国 : 2020年4月25日現在の状況】
1:南アフリカ — 陽性者数:4,220名 死者数:79名
2:エジプト — 陽性者数:4,092名 死者数:294名
3:モロッコ — 陽性者数:3,758名 死者数:158名
4:アルジェリア — 陽性者数:3,127名 死者数:415名
5:カメルーン — 陽性者数:1,430名 死者数:43名
(参考:Coronavirus in Africa tracker BBC : www.bbc.co.uk)