【寄付のお願い】私たちの活動は、皆さまのご支援によって成り立っています。 命の危機に直面している多くの人を救うために、寄付のご協力をお願いいたします。

主な活動のご紹介

★モザンビークのいのちをつなぐ会(PVM)の概要

最貧困国の最貧困地域。
「モザンビークのいのちをつなぐ会(PVM)」の活動地は、モザンビーク共和国北部カーボデルガド州の州都ペンバです。
州最大のスラム地区・ナティティに事務局を構え、「小さいけれど、チカラ持ち!」をスローガンに、2013年から教育、公衆衛生、環境活動等に取り組んでいます。

■モザンビーク共和国カーボデルガド州はかつてより「忘れられた州」と呼ばれており
 社会投資が行われてきませんでした。

・天然ガス開発により一挙に注目を浴びるも、政策改善は行われず、貧困率が国内でも最も低い州のままです。
・この地で当会は、2013年より州最大の貧困地区ナティティ地区に住みながら、住民と強固な信頼関係を構築した上で、地道な直接活動を続けています。
・グローバルキャピタルの相対としての「不可視化され、支援もされない土地」の代表例ともいえる、モザンビーク北部で活動を行う草の根NGOは当会のみ。

■グローバル資本主義の「支援・開発」をモチーフにした、マネタイズ化が拡大。。。だからこそ、現地主体となった「直接支援」が重要であると考えています。

・団体の規模を大きくすることを目的にせず、あくまでもコミュニティのQOLの改善にこだわって細やかで深い活動を大切にしています。
・青年有志総勢100名が各活動を分担して、コミュニティの問題解決に当たっています。スラムでは失業率が7割近く、無教育・貧困・モラルの低下と悪循環を起こしがちですが、道徳教育を基盤とした寺子屋教育や、人材育成を通じ、夢を掴むチャンスを現実化しています。

《主な活動》========
教育活動:スラムの学び舎・寺子屋(ペンバ、ナンプラ2箇所)での教育活動
公衆衛生活動:公衆衛生指導、保健管理、水環境整備
環境保全活動:環境美化活動、省エネ実践活動
農業・食育活動:有機農業の実践、食べられる植樹活動
テロ紛争サイクロン被災者支援活動:テロやサイクロンの被災者支援活動
小さな商いプロジェクト:小規模事業と起業家の創出
国際相互理解推進活動:日本、欧州での音楽と文化イベントの実施
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●教育活動:スラムの学び舎・寺子屋での教育活動

コンセプトは「好奇心に、火を付ける!
無教育の連鎖が著しいモザンビーク北部ペンバのナティティ地区に開かれた学び舎である寺子屋を建築し、コミュニティの子どもたちやテロ避難民の子どもたち約300名に、現地に、開かれた学舎、寺子屋を建設。
道徳教育を基本に、読み書き、算数、語学、パソコン、音楽と、さまざまな指導を行っています。2020年からは平和教育も本格導入。
また、寺子屋に通う子どもたちの15%が1日1食以下で生活をしているため、朝のパンと、夜の夜ご飯の配食活動にもチカラを入れています。

公衆衛生活動:公衆衛生指導、保健管理、水環境整備

乳幼児死亡率18%。5.5人に1人の子供が、5歳の誕生日を迎えることができない。。。
この数値は改善されているものの、やはりスラム地区で乳幼児が亡くなることは多いです。その主な原因は、下痢やコレラ等、不衛生な水を用いることでの細菌やウイルス感染です。。
これ以上、かけがえない命を失いたくない!
寺子屋で実施している手洗い、うがい、歯磨き、爪切り等の公衆衛生教育により疾病罹患率が低下しています。他に、井戸やトイレの設置も行っています。
当会では農村地区では手作りのロープポンプ式の浅井戸(農村にあるもので修理できる!)を人口が密集したスラム地区ではトイレが”汲み取らない式のボットン便所”であるため、浅井戸では水が汚染されており、深井戸を掘削しています。これも手作業。安易に輸入品を使ったり、企業に依頼することをせずに、すったもんだしながらも地域の人たちのチカラで、設備整備も行っていくことで、技術と収入を得ることが可能になります。

■環境保全活動:環境美化活動、省エネ実践活動

ゴミの散乱がひどく、異臭が漂っていたスラム地区。
不衛生な環境がいちばん病気の源です。当会ではコミュニティの青年有志とともに、ペンバ環境美化活動を続けています。ゴミは一箇所に集められ、野焼きされるため、ゴミの処理方法に関しても、将来的に取り組んでいきたいと考えています。
2022年からは太陽光パネルや省エネコンロを用いた省エネライフ実践教育も行います。

農業・食育活動:有機農業の実践、食べられる植樹活動

現地で自生し、かつ栄養価が高く、かつ日常的に食べられる、モリンガやカシュー、果物などの樹木を栽培し、コミュニティの各家庭に移植しています。
農業活動は、2018年から農地がテロ直接攻撃のため中断中ですが、これまで、トマト、玉葱、キャベツ・・・等の作物を育てています。農業後進地域では、作物の種類が少なく物流システムも発展していないため、現地では驚くほど物価が高いのです。
無計画な焼畑で土地が枯れている場所も多く、持続可能な農業を行うことで、カーボデルガド州の食卓を美味しく健康的に彩る後押しをしています。

■テロ紛争サイクロン被災者支援活動:テロやサイクロンの被災者支援活動

誰ひとりとして、失わないために。被災者支援活動にもチカラを入れています。
サイクロンこれまでカーボデルガド州にサイクロンが上陸することはありませんでしたが、気候変動の影響を受け、2019年に初めて巨大なサイクロンが上陸し、依頼、サイクロンや集中豪雨の被害に遭うようになっているため、衣料、食料支援、崩壊した家の再建を行っています。
テロ紛争カーボデルガド州に眠るアフリカ最大規模の巨大天然ガスが発見、開発着手され、
この開発行為を背景に、不公平な富の配分、さらに貧困化する現地住民と不満が高まり、イスラム過激派のテロが勃発し、現在も続いています。当会も設立以前から協働していた仲間が今もなお、行方不明のまま。。。
さらに子どもの誘拐も増加しており、ペンバに押し寄せるも住処がない避難民のために、避難民の家(Casa de Paz:平和の家)を建築。子どもたちには平和教育も行っています。ナンプラ寺子屋もペンバから疎開する子どもたちのために設置しましたが、平和が訪れたら、避難民の家もナンプラ寺子屋もコミュニティで活用できる公民館として機能させていきたいと考えています。

小さな商いプロジェクト:小規模事業と起業家の創出

モザンビークも当会も知名度が低く、なかなか寄付を集めることが出来ません。一方、子どもたちの食費や、成長していく子どもたちの奨学用品や奨学資金も必要。。。。
スタッフが手出しで支援している割合が大きくなり、スタッフの健やかな暮らしも危険水域に達しそうであるため、小規模事業を始動していきたいと考えています。
コミュニティで必要されているサービスで、小さく稼ぎ、スタッフや住民の収入を生み、かつ社会貢献活動にも活用することができる。経済をまわし、相互扶助力も高め、内部から生まれる人とお金とモノのエネルギーを循環させていきます。

(小さな商い)運送、食堂、パン屋、美容室、鉄工場、自動車整備などなど

■国際相互理解推進活動:日本、欧州での音楽と文化イベントの実施

2015年からスタートし、定着してきているイベント活動。
コロナ禍で2020年から自粛し、非常に小規模での開催をしていますが、平常時に戻ったら、海外公演に、どんどんチャレンジしていきたいです。

モザンビークのいのちをつなぐ会では、皆様からのご支援を募っています。
定期的に寄付をくださっている方の数を、現在の15人から5年後には100人を目指して。
当会は、中間事業(NGO活動を下請けに渡す)や、寄付募集のみ行う広報NGO活動は一切行っていません。皆様からの大切なご寄付は、直接、現地での活動に活用させていただいております。

ご寄付の方法は、こちら
モザンビークのいのちをつなぐ会への寄付方法

NPO法人Les Worldの若者たちが、寺子屋でミュージカルワークショップを実施し、制作してくださった動画。まだカーボデルガド州のテロ紛争が激化していない時期で、いろんな事件もありましたが、子どもたちも私たちも、素敵な思い出になりました。再来をみんなでお待ちしています。

モザンビークのいのちをつなぐ会 ビジョンマップ

当会の活動領域と目指す姿です。